中学生の頃を振り返った時、思い出というより強烈に覚えているというかどうしても思い出してしまうシーンがいくつかある。
3年生の頃、確か体育の授業は男女別々だっだと記憶しているが、授業が始まる時間なのにもかかわらず俺が何かのきっかけで出遅れて体操着に着替えるのが遅くなった。更衣室に行くまでもないだろうと誰もいない教室でさっと着替えを済ませようとしてズボンを下ろしたか下ろそうかというタイミングでドアがガラガラと空いた。
一人の女子生徒が入ってきたのだ。どうやら彼女も出遅れたらしく「あれ、みんなどこにいっちゃったのかな?」みたいな感じの表情である。そんなこと俺に聞かれても俺は俺で出遅れて焦っているし、それに着替えの途中、ヘタしたらズボンが下がっている状態だ。
それでも彼女はずかずかと側に寄ってきて俺にすがるようにまたその大きな目でこちらを見ている。沈黙が続く。心の中で早く出て行ってくれと願った。
ひとことふたことやり取りしたが内気で無口な俺だ。どう返答したかも覚えていない。可愛らしい女の子だがそもそも女子と話をするようなタイプではないし、教室でブルマ姿の女子と二人きりというシチュエーションはドキドキで思春期の俺にはとてもキツいものだった。
今でもその女子のその時の顔だけはいつだって思い出せる。
同窓会にはその彼女も出席していたが話す事もなかった。また何か機会があるとしたら話してみようとは思っている。きっと覚えていないに違いない。もしかしたらこの出来事を覚えているとかの以前に俺の事すら覚えていない可能性もあるのだからね(笑)
そんなこんなで30数年振りの中学の同窓会という大きなイベントから三週間ぐらいか過ぎてようやく心の整理みたいなものがついたと言うか落ち着いた感じ。
つくづく同級生って良いなとも思った。
社会に出るとどうしても肩書きから入って付き合いが始まったりするわけだが、同級生は違う。30数年間の間にそれぞれがそれぞれの道を歩いていろいろ経験もして、結婚しただの偉くなっただの社長になっただの子供が出来た孫が出来たなど、そしてそれぞれが想像もつかない困難を乗り越えたりして生きてきたに違いないのだろうが、その肩書きがどうであろうと同級生には違いないわけだ。
音楽の通信簿が1とか2だった俺が、引っ込み思案だった俺が後にメジャーアーチストとして音楽業界に一時的にでも身を置いて人前に出る仕事をしていたなんて誰一人知らないわけだ。
そしてそのバンドがアイドル売りで光GENJIと共演していたとか、後に大ブレイクするWinkとかと一緒に地方巡業に行っていたことなど知るわけがないのだ。売れなかったからね。
それと同じ位に俺自身も他の同級生の事はほとんど知らない。ただあるのは幼い頃の数年間に同じ教室で勉強したり遊んだり遠足に行ったり泣いたり笑ったりしたあの頃の記憶と少し大人になった現在の姿だけ。
そこが良い(笑)
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コメント
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同窓会って、ちょっとだけでも共有するものを持っている人達が、それそれに同じだけの年を重ねて集う場なので…不思議だけど、やっぱりどこか懐かしい感じがしますね。
bebe2号 * URL [編集] 【 2016/03/14 13:31 】
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ほんとに不思議で懐かしく振り返った時良い事しか思い出せない(笑)
キャラメル王子 * URL [編集] 【 2016/03/18 01:00 】
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