
十数年前の事だが、大事にしていた車(旧車)やビンテージギター数本、それに数百枚ものCDを一枚残らず二束三文で処分した事があった。
周りの人は驚いた。
爽快だった。
ギターなんてお気に入りの物が一本か二本あれば充分だろうし、モノへの執着から逃れられたらどんなに身軽で楽だろうと思ったのが発端。
そして、去年の暮れ頃からテレビ等で耳にして気になっていた断捨離(だんしゃり)が、この考えに近いと感じて読んでみたのだ。
断捨離とは、ヨガの「断業」「捨行」「離行」という考え方を応用、不要なモノを断って捨てることで、モノへの執着から離れ、身軽で快適な生活を手に入れようというものらしい。
削ぎ落とす事によって本当に大事なモノが見えやすくなるという考えだ。
そう言えば、去年だったがこんな事があった。
いつか観ようと思っていたテレビ番組や色んなアーティストの貴重なライブ映像、それに映画が沢山録画してあったHDDレコーダーが不運な事に壊れてしまい全てのデータが吹っ飛んだのだ。
しかし、ショックだったのはほんの一瞬。
思い返すと何の映像を録画していたのかさえ思い出せない…!
所詮、そんな程度のモノだった事に気付いたのだ。
大して必要でないものをついつい溜め込んでしまうんだな、俺は。
パソコンだってそう!
使わない、これからも使う事のないであろうソフトやデータでハードディスクを一杯にして動きを重たくしてしまう。
部屋の中も頭の中も同じで必要でないモノは極力処分して軽快に保ちたいものである。
断捨離を読んで特に新たな発見があったわけではないが、再確認することが出来た。
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